パソコンを自作してみたいけれど、調べても専門用語の長々とした説明や、謎のグラフばかりで、結局どのパーツを選べば良いのかわからなくありませんか?
簡単にわかりやすく説明して、初心者でもパソコンパーツを選べるようになることを目指します!
用語解説
まずは用語解説です。
そもそも、ストレージってなんだ?から解説します。
ストレージとは
メモリが一時的に記憶する装置であるのに対し、ストレージはずっと記憶するところ。
OSもストレージにインストールします。
SSDとは
SSDとはSolid State Drive(ソリッドステートドライブ)。
Wikipediaによると、半導体メモリをディスクドライブのように扱える補助記憶装置の一種である、ということなんだけど、2020年時点で記憶装置として主流のやつ、と思っておけば良いです。
ハードディスクドライブとは
SSDが登場するまで、ストレージはハードディスクが主流でした。
円盤にデータを書き込むことで記憶する方式です。
余談だけど、”円盤にデータを書き込む”時代って長かったんだね。
データの保存用には今でもHDは使われているし、SSDが小型化されて安くなってきたのも、ここ数年だもんね。
ストレージの選び方
いよいよ選び方です。
文字で書くとボリュームあるように見えるけど、内容は簡単なので安心してください。
大前提としてマザーボードが対応している規格を選ぶ
当然のことながら、マザーボードに対応している規格を選ぶ必要があります。
マザーボードの該当商品のページで確認できます。
SSDとHDはどちらを選べば良い?
SSD一択。
OSやアプリをインストールするストレージとしてSSD、写真などを保存する場合はHDも両方積むと良いです。
容量はどれくらいにすれば良い?
OSとひととおりのアプリケーションのインストールであれば、256GBあれば足りますが、500GBあると安心です。
1T(1000GB)にする人も多いので、お財布事情に合わせて容量を大きくしたら良いです。
わたしなら、SSDで500GB、写真などの保存はHDDにします。
足りなかったら、増設なり換装なりすれば良いので、ここは気楽に選んでも大丈夫。
SSDのM.2と2.5インチのどちらを選べば良い?
個人的にはM.2推奨です。
処理速度が速い、線でつながなくて良い。
パーツ代を節約したいときは2.5インチも選択肢に入ります。
M.2と2.5インチの速さの差は体感できるレベルであるものの、2.5インチでもストレスになるほど遅くはないので、節約して2.5インチを選ぶのも悪くないです。
わたしなら、動画編集やゲーム、開発のためにゴリゴリメインで使うパソコンなら妥協せずM.2、サブマシン用だったら2.5インチにします。
インターフェイスはPCIe(PCI-Express)とSATAのどちらを選べば良い?
PCIeのほうが早いが熱を持ちやすい、SATAのほうが遅いがPCIeほど熱を持たない。
というメリット、デメリットがありますが、製品自体がPCIeが主流になってきているようです。
SSDはどこのメーカーがおすすめ?
SSDは半導体メモリなので、もともと半導体のメーカーが良いと言われています。
SSDのおすすめメーカー
- WESTERN DIGITAL(ウエスタンデジタル)
- crucial(クルーシャル)
- SAMSUNG(サムスン)
ちなみにわたし個人のおすすめはWESTERN DIGITAL(ウエスタンデジタル)、自分のマシンに積んでいるのはcrucial(クルーシャル)です。
わたしの調べた範囲ですが、個人がよく選んでいるメーカーはWESTERN DIGITAL、メディアが評価しているメーカーはSAMSUNGのような印象です。
多分だけど、SAMSUNGはスペックと値段を比較をすると他メーカーより優位性が出るけど、安定性や寿命の長さでWESTERN DIGITALが選ばれるんじゃないかと思う。
まとめ:つまりどれを選べば良いか
マザーボードが対応している規格で、この中から選べばだいたいOK。
予算に余裕がある人はSSD M.2で容量は1TB(1000GB)
ほとんどの人はSSD M.2で容量は500GBあれば不自由しない
ほとんどの人は500GあればOK。
写真などを保存する人は、保存用のストレージとしてHDをプラスするのがおすすめです。
サブマシンだったらSSD 2.5インチで節約
サブPCであれば、SSD2.5インチで節約するのも節約上手。
いらないファイルの整理が得意な人は250GBでも間に合う
写真やいらないファイルなどをため込まない人であれば、250GBでも余裕です